
ご挨拶
Greeting
ご挨拶

本巣市連合PTA 会長 鍔本 誉利子
令和6年度より会長を務めております鍔本誉利子と申します。
会員の皆さま方には、日頃より本巣市連合PTAの活動に際しまして、ご理解とご協力をいただき心より感謝申し上げます。
今、私たちPTAを取り巻く状況は大きく変わっています。「役員をやる人が見つからない」「活動への負担が大きい」といった課題は、共通の悩みであり、これまでと同じような「PTA活動」を続けるのが難しくなってきています。
しかし、私は、この大変な状況を、PTAがよりよい組織に生まれ変わるためのチャンスだと捉えています。
私たちが目指すのは、未来の子どもたちの成長を、保護者と先生方が共に、無理なく、効果的に支え続けられる「未来のPTA」の姿です。
本巣市では、子どもたちが議論しながらつくりあげた願いを定めた「本巣市こども憲章」が動き出しました。その核心は、「自分の学校は、自分たちでつくるんだ」という力強いメッセージです。この先進的な取り組みは、本巣市の教育の未来が、大きな希望に満ちていることを証明しています。こども憲章が先生方を「共に学校をつくるパートナー」と位置づけていますが、私たち保護者も、その最も重要なパートナーとならなければなりません。
この新しい時代において、未来のPTAを築くために以下の3つを提案します。
1. 「親の視点」を建設的な形で届ける「公式な橋渡し役」としての役割を強化
「こども憲章」が子どもの主体を尊重するからこそ、私たちPTAは、子どもを信じるだけでなく、親だからこそ気づける小さな変化や心配事を、学校に伝え続ける責任があります。
2. 誰もが安心して学べる環境を、地域と共に創る
学校には、多様な個性を持つ子どもたちが集まります。こうした多様な仲間と学ぶことは、決して誰かの学びを奪うものではなく、 むしろ、すべての子どもの共感性や生きる力を育む、かけがえのない学びです。私たち保護者や地域住民が、見守りや授業のお手伝いという形で積極的に関わり、学校を支える「応援団」になること。これが、すべての子どもに目が行き届く環境をつくるための、最も具体的かつ現実的な解決策だと考えます。
3. 「できること」からPTAを変えていく
「未来のPTA」は、誰もが無理なく参加できる組織でなければなりません。IT活用や活動のスリム化を徹底し、「できる人が、できる時に、できることをする」という柔軟な運営を、私たちが主体となって実現していきましょう。
「こども憲章」という土台の上で、PTAが「なくてはならない」存在として存続し、保護者一人ひとりが、先生方の信頼できるパートナーとして、本巣市の子どもたちの未来を力強く支えていくことを心から願っております。
今後も、本巣市連合PTAは常に組織の存在意義を考えながら、みなさまに本巣市の連合組織としてのスケールメリットを生かした学びの場を提供してまいります。私たち大人も共に学び、活動を楽しみ、子どもたちと一緒に成長していきましょう。
引き続きみなさまのお力添えを、よろしくお願い致します。


